Note

N/ORNの縫製工場から

日本で産まれたN/ORNは、縫製も国内の工場で行っています。
その縫製工場は、日本有数のブランドのバッグを手掛ける国内有数の技術のある工場です。
ミシンの音が鳴り響く中、見渡すとN/ORNの生地や資材があちこちに置かれています。
今回の訪問時はほぼ最終段階の縫製をしているところでした。

一見するとただのバッグですが、それがサッと抱っこモードに変身するN/ORN。

「作業工程も多く、通常のバッグの縫製とは違い、難しい面も多々ある。」と工場の責任者は語ります。

どこが一番難しいかと言うと、レモン型のお子さまを乗せるキッズシート(座面) に早変わりするフラップ(フタ)部分。牛乳パックから着想を得た、デザイナーのこだわったポイントです。
この湾曲した曲線部分をきれいにシワがよらないように縫い合わせるのは至難の業で職人泣かせだと言います。

縫製を簡単にするためには、デザインを変えればいいのですが、バッグとしての見た目の美しさ、またお子さまの座りやすさや開閉のしやすさなどの機能面において、そこは簡単に譲れません。何度も試作を繰り返し、苦労しながら今のN/ORNが出来上がったのです。この工場だったからこそだとも言えます。

他にもサイドファスナーの裏部分や本体とフラップを繋ぐ部分なども難関箇所ですが、完成したN/ORNを見ると生産側の苦労が全くわからないほど、きれいな仕上がりです。経験豊富なバッグ職人の高度な技術がN/ORNには注ぎ込まれています。


大切なお子さまを乗せるものだから
また、バッグとして永く愛していただきたい。

そのために一切の妥協をせず、手間を惜しまず、1点1点時間をかけて、職人の手によって丁寧に作られているのです。

今回のレポートで少しでもN/ORNのモノづくりに込められた想いや技術力を感じ取って頂ければありがたいです。